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 心の葉が枯れていく。
 信用がない。
 人に対して、己に対して。
 誰も俺を大事にしてくれない。
 当然だ、誰も俺にとって大切じゃないのだから。
 友情、欺瞞、愛情、欺瞞、心葉、枯渇、人間、失格。

 誰も俺の事など知らないどこかで、もう一度やり直そうか。
 重たい痼を抱えたまま、仮面をつけて、次第に時の流れの中であまやかに風化され、捏造されるのを待つ。

 偉大なる逃避。
 どこまで走ろう。
 どこまでいけばいい。
 どれだけ遠くに行けば、苦痛も不安も後悔も感じなくなる。
 あとどのくらいで、俺の明日は来なくなる?

 どうせ望まれていない。誰にも、誰からも。
 いつのまにか軸がだいぶぶれていた。
 笑顔の裏のよそよそしさに気付いてしまった。



 もう色々やってられないよな。
 抗鬱剤をください。
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俺はもうだいぶ前から狂っているんだって。
たまたまそれが、あることをきっかけに表出しただけなんだ。
だから、君たちがそれを心配するのは、ある面で正しくて、ある面でやはり間違っている。
だって俺はもう、だいぶ前から狂っていたのだから。

俺はクソ小さなプライドにしがみついて生きている。
所詮クソみたいな人生の、その根幹にあるクソみたいなプライドにしがみついている。
「最近のお前は変だ」
ああ、知っているよ。俺はもうずっと前からあることに意固地になっている。
偏頭痛はあれを境に頻繁に起こるようになった。
自分が今目覚めているのかそうでないのか、判然としないことだってある。
空虚であやふやな感覚のみで生きている、かげろうのように胡乱な今を生きている。
君たちがそれを指摘するのは分かるよ、だって今の俺は、君らがいうこところの“俺らしくない俺の姿・・・・・・・・・”をしているのだから。
じゃあ、“俺らしさ”ってなんだよ?
“男気見せろよ”意味わかんねえよ。
そんな予定調和な期待を俺に向けないでくれよ。
俺はもうずっと前から壊れていたんだ。
いきなり人生がどうにかなっちまったわけじゃない。
俺はもうずっと前から転げ落ちていたんだ。
今さらしっかりしろなんていわれたって、急に生き方が変わるわけじゃない。
もう充分に遅すぎるんだよ、俺はもう終わっているんだ。
俺はもうずっと前から何も持ち合わせちゃいない。

もしも俺に何かあったら、君たちはこの私心めいた殴り書きを引き合いにするかもしれない。
その時憤りを感じるのなら、それはそれで仕方がないし、そのほうがむしろありがたいかもしれない。
人一倍寂しさを感じる人間の、傷つかないための、転ばぬ先の杖ってやつなのだろう。そして同時に、その記憶は、“狂った俺という人間がいた”ということを証明する、ささやかな証になる。
今の俺に、今の俺自身を変えるすべなんてないんだ。
それは俺が今俺が抱える問題から逃げているからだとも充分に思うけれど、所詮そういう君たちは、どこまで行っても“他人”でしかない。
君たちが俺のことを思ってくれるのはありがたいけれど、それが何にもならないことを、俺は知っている。
常人に分かるわけがないんだよ、自分のことを一番信用できない、消してしまいたいとさえ思っている人間のことなんて。

こんなことばかりいっていると、そのうち君たちは俺の側からいなくなるのだろうね。
それは悲しいことだけれど。
俺は俺自身が一番信用できていない。
俺は俺自身が狂ってしまっていることを自覚しながら、もはやどうすることもできない。
そして君たちにもどうすることもできず、やがて君たちは俺を信用しなくなる。
もう相談事をすることのできるような、ご立派な俺はいないんだよ。
残念だね、もう少し、誰かの役に立てる人間になりたかった。



なんでこんなふうになってしまったんだろうね?
今一番この世で憎んでいるのは、俺という存在、そのもの。
04.21 (Sat) 00:00 [ 遺す言葉 ] TOP▲
  
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